歯科コラム

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欠損歯 〜欠損の種類〜

2026.03.09

【院長ブログ】欠損歯 〜欠損の種類〜

【院長ブログ】欠損歯 〜欠損の種類〜

木津川市相楽台にある「さがなかの歯医者さんやまもと」では、患者様の天然歯を大切にお守りし、気軽に質問や相談ができる「ウェルカムな雰囲気」を心がけています。

歯を失ってしまった際、どのような治療法が適しているかは、実は「どの位置の歯を失ったか」「何本失ったか」によって大きく変わってきます。
木津川市相楽台にあるさがなかの歯医者さんやまもとでは、患者様一人ひとりの欠損パターンに合わせて、最適な治療方法をご提案しています。今回は、歯の欠損パターンとそれぞれに適した治療法について、わかりやすく解説します。

歯の欠損パターンの4つの分類

歯科医療では、歯の欠損パターンを「ケネディの分類」という方法で整理しています。

この分類を理解することで、どの治療法が適しているかを判断する手がかりになります。

パターン1 両側性遊離端欠損 奥歯が両側ともに失われているパターンです。残っている歯の後ろ側に欠損がある状態を指します。

このパターンでは、失った歯の奥側に支えとなる歯がないため、基本的にブリッジ治療は適用できません。治療の選択肢としては、入れ歯またはインプラントになります。

パターン2 片側性遊離端欠損 奥歯が片側だけ失われているパターンです。右側または左側のどちらか一方で、残っている歯の後ろ側に欠損がある状態です。

このパターンも、失った歯の奥側に支えがないため、基本的にブリッジ治療はできません。入れ歯かインプラントでの対応となります。

パターン3 片側性中間欠損 失った歯の前後に健康な歯が残っているパターンです。欠損部分が歯列の途中にある状態を指します。

このパターンでは、前後に支えとなる歯があるため、ブリッジ治療が可能です。もちろん、入れ歯やインプラントも選択肢となります。

パターン4 前方歯中間欠損 前歯部分で、歯列の中心線をまたいで歯が失われているパターンです。

このパターンも前後に歯が残っているため、ブリッジ治療が可能です。ただし、前歯は見た目が重要な部位のため、審美性を考慮した治療法の選択が大切になります。

より正確な診断のための基準「アップルゲートの法則」について

ケネディの分類に加えて、歯科医療では「アップルゲートの法則」という診断基準も用いられます。これは、より正確に欠損パターンを判断するための細かなルールです。

アップルゲートの法則の主なポイント

抜歯予定の歯も考慮する

分類は、抜歯が必要な歯の治療を終えてから行います。将来的に抜く予定の歯がある場合、それも考慮に入れて治療計画を立てます。

親知らずの扱い

親知らずが失われていても、その部分を治療で補わない場合は、欠損の数に含めません。ただし、親知らずが残っていて治療の支えとして使える場合は、欠損の判断に含めます。

複数箇所に欠損がある場合

同じ歯列内で複数の場所に欠損がある場合は、最も後ろにある欠損部位を基準にして分類を決定します。

欠損の広さではなく数で判断

欠損している歯の本数よりも、欠損している「箇所の数」が重要な判断基準となります。

このように、アップルゲートの法則は、より細かく正確に患者様の状態を把握するためのルールです。

当院では、「ケネディの分類」に加えて、「アップルゲートの法則」も考慮し、より専門的な診断基準に基づいて、患者様一人ひとりに最適な治療計画を立てております。

なぜ欠損パターンの理解が重要なのでしょうか

欠損パターンを正確に把握することで、患者様に最適な治療法を選択できます。

例えば、ブリッジ治療を希望されていても、欠損パターンによっては適用できない場合があります。逆に、「入れ歯しかない」と思っていた方でも、欠損パターンによってはブリッジやインプラントが可能なケースもあります。

適切な診断により、患者様にとって最良の選択肢をご提案できるのです。

「ケネディの分類」の欠損パターンに適した治療法

パターン1・2 ― 遊離端欠損の場合

奥に支えとなる歯がない状態には次の選択肢をご提案しています。

部分入れ歯 比較的短期間で治療が完了し、費用も抑えられます。ただし、違和感があったり、バネが見えたりすることがあります。
インプラント 天然歯に近い機能と見た目を回復できます。ただし、外科手術が必要で、治療期間が長く、費用も高額になります。

パターン3・4 ― 中間欠損の場合

前後に健康な歯があるため、選択肢が広がります。

ブリッジ 固定式で安定しており、比較的短期間で治療が完了します。ただし、両隣の健康な歯を削る必要があります。
部分入れ歯 健康な歯を削る量が少なく済みます。ただし、違和感があることが多いです。
インプラント 隣の歯を削る必要がなく、天然歯に最も近い機能を回復が期待できます。ただし、外科手術が必要で、費用も高額です。

治療法選択のポイント

当院では、患者様のお話にしっかりと耳を傾け、次のような点を丁寧にお伺いしたうえで、最適な治療法をご提案しております。

残っている歯の健康状態 虫歯や歯周病がないか、土台として使える強さがあるか
患者様の全身の健康状態 糖尿病や高血圧など、外科手術に影響する病気の有無
年齢やライフスタイル お仕事の状況や通院のしやすさ、日常生活での優先事項
費用や治療期間のご希望 ご予算や治療完了までにかけられる期間
審美性へのこだわり 見た目の自然さをどの程度重視されるか

歯の欠損パターンによって、適した治療法は異なります

歯の欠損パターンによって、適した治療法は異なります

歯の欠損は、「どこの歯を失ったか」「何本失ったか」を正確に診断することが、最適な治療法選択の第一歩となります。さがなかの歯医者さんやまもとでは、「ケネディの分類」や「アップルゲートの法則」といった専門的な診断基準を用いて、より正確に患者様の状態を把握し、最適な治療計画をご提案しております。患者様のご希望やライフスタイルに合わせて、納得のいく治療法を一緒に考えていきましょう。お気軽にお問い合わせください。

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