歯科コラム

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詰め物と被せ物って、どう違う?

2024.11.15
詰め物と被せ物って、どう違う?

木津川市相楽台にある「さがなかの歯医者さんやまもと」では、患者様の天然歯を守り、丁寧な治療を通じてお悩みに真摯に向き合うことを大切にしています。当院では、患者様が安心して通院でき、どんな小さな疑問や不安でも気軽にご相談いただける「ウェルカムな雰囲気」を目指しています。詰め物や被せ物は、虫歯治療において重要な役割を果たしますが、その違いがわからずに悩まれる方も多いかと思います。今回は、詰め物と被せ物の違いについてくわしく解説いたします。

詰め物と被せ物の違い

虫歯の治療では、まず虫歯に侵された部分を削り取った後、詰め物や被せ物を用いて修復します。ここでは、詰め物と被せ物の違いについて詳しく説明します。

詰め物とは

詰め物(インレーとも呼ばれます)は、比較的小さな虫歯を削った後にできる穴を埋めるために使われる補綴物です。詰め物には、樹脂を詰めて光で硬化させる方法や、歯型を取って金属やセラミックで作製したものを歯に接着する方法があります。この治療は、虫歯の進行が軽度の場合に適しており、歯を削る範囲が比較的小さいことが特徴です。

被せ物とは

被せ物(クラウンとも呼ばれます)は、虫歯が広範囲にわたる場合や、削る量が多くなる場合に使用されます。被せ物は、削られた歯全体を覆うように設計されており、型を取って作製した補綴物を歯にしっかりと接着して修復します。被せ物は、歯を大きく削る必要がある場合に使われるため、治療範囲が広く、場合によっては神経を抜く治療が必要になることもあります。

保険診療と自費診療の違い

詰め物や被せ物には、保険診療と自費診療で使用する材料が異なります。

保険診療の詰め物・被せ物

保険診療では、一般的に金属やプラスチック素材が使用されます。例えば、銀歯として知られるメタルクラウンや、CAD/CAM冠(プラスチック製の被せ物)が代表的です。また、硬質レジン前装冠は、内部が金属、外側がプラスチックで覆われた被せ物で、特に前歯の治療に用いられます。

自費診療の詰め物・被せ物

費診療では、見た目の美しさや耐久性を重視した材料が選ばれます。例えば、「オールセラミック」は天然歯に近い色調を持ち、非常に自然な仕上がりです。「ジルコニア」は透明感があり、金属を使用しないため見た目が美しいだけでなく、汚れが付きにくいという特長もあります。また、金属製の補綴物も選択肢に含まれますが、自費診療となります。

表で見る詰め物と被せ物の違い

詰め物(インレー) 被せ物(クラウン)
使用される場面 小さな虫歯の治療 広範囲の虫歯の治療
使用される補綴物 詰め物(インレー) 被せ物(クラウン)
治療範囲 比較的小さい範囲 広範囲の治療
治療方法 樹脂を詰めて硬化させるか、金属やセラミックで作製したものを接着 型取りをして作製したクラウンを歯に接着
保険適用の材料 メタルインレー、硬質レジンインレー メタルクラウン、CAD/CAM冠、硬質レジン前装冠
自費診療の材料 オールセラミック、ジルコニア、金属 オールセラミック、ジルコニア、金属
治療の必要性 軽度の虫歯に使用 進行した虫歯や神経を抜いた場合に使用
神経を抜く治療

虫歯が神経に達している場合、根管治療(神経を抜く治療)が必要です。まず虫歯を削り、神経を取り除くために歯に穴をあけます。次に、歯根の細い管(根管)から神経を取り除き、その後、根管を洗浄し消毒します。清潔にした後は、根管内に薬剤を詰め、歯の土台を作成して補強します。最終的に型取りを行い、被せ物を作製して歯に接着します。このプロセスにより、歯をできるだけ保存しつつ、再発を防ぐことができます。

詰め物と被せ物は、虫歯の進行度や治療の必要性に応じて使い分けられる大切な治療法

詰め物は小さな虫歯に適しており、被せ物は広範囲に虫歯が広がった場合に使用されます。さがなかの歯医者さんやまもとでは、豊富な経験を持つ歯科医師が丁寧にご説明させていただき、歯の健康を守るお手伝いをしています。少しでも歯の状態に不安を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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